内視鏡検査・処置終了の翌日、午後3時過ぎだったと思う。点滴装置を付けたまま、看護婦さんに車椅子で外来診察室に連れて行ってもらった。そこで、昨日の検査・処置の結果について担当医の先生から説明を受けた。妻も同席した。
「吐血の原因は肝機能障害の合併症である静脈瘤の破裂によるものでした。胃潰瘍による出血ということも考えられないわけはなかったので、内視鏡で確認しました。」
「胃、食道に溜まっていた血液を抜き、破裂した静脈瘤に関して処置をしました。今後は10日間程度、安静にして様子を見たうえで追加処置をする予定です。」
もっと詳しいことを聞いたと思うが、よく覚えていない。上記の話も後日妻の言葉を参考に書いている。
まあ、何にしろ初期のリスクは回避できたようである。そして入院が自分の予想に反して2週間以上かかることが分かった。今度は、入院費用が心配になってきた。
私は昨年の9月末に某監査法人を早期リタイアし、個人で仕事をすることにした。その際に、生命保険と特約を見直し、死亡保障より治療費に厚い条件に切り替えていた。特約の概要は「入院一時金5万円」、「入院1日に付き1万円(入院1日でも支給)」、「手術1回に付き20万円」というものである。
この時点で支出額として分かっていたのは毎日の二人部屋利用料金8,500円だけだった。『手術費用』と『入院一時金』が特約により支給されるとすると、20日の入院で45万円は保険会社から支払われることになる。そうだとすれば、部屋の差額利用料金17万円を引いても28万円を他の費用に充当できることになる。と、勝手に皮算用をしてひとまず安心していた。
4人部屋に移り部屋利用料を1日約5,000円(総額約10万円)減額することも考えたが、初めての入院であり、かつ二人部屋(ほぼ一人部屋に近い)の良さを知ってしまったため、結局退院まで同じ部屋に居続けた。この時点では退院1か月半後に2度目の入院をするとは予想だにしていない。
さて、結果的には8月1日に退院することになったのだが、総費用(保険3割負担額+差額利用料)は約43万円で保険金の支払いの方が2万円多いことになった。費用の項目の主なものは「手術代」、「検査代」、「入院料」、「差額利用料」、「食費」と「消費税」である。まあ、結果的に特約のおかげで入院費用の持ち出しは無かった。保険の条件変更は正解だった。(本当の正解は入院しないことであるが・・・。)
皆様にも置かれている環境に応じて、是非とも生命保険の条件を見直しされることをお勧めします。
さて、入院4日目からは安静と検査の日々が続くことになる。
by MTK