私が所属するテアトル・エコーの劇団内オーディションに参加してきました。
そこで、自分でいることが出来た、という話をします。
長いので、興味ない方はここまでで( ´∀` )b


8月に上演する舞台は、外部の演出家に演出をお願いするので、どういう役者がいるのかを見てもらおう、という全2日をかけての交流会兼オーディションが行われた。
私は両日とも参加。

「どんな役者がいるのか。個性を見たい。」
というお題。
歌でも台詞でも悩み相談でも何でもいいので、約5分間を使って自分を見せる。

しかし、私は自分をアピールすることが苦手だ
役者をしているくせに、人前で自分の言葉でしゃべるというのが上手く出来ない。
小学校の国語の授業では、みんなの前で赤面しながら音読していた😳アセアセ
一部の友達と仲良くし教室ではほぼしゃべらず、通信簿に「みんなと仲良くしましょう」と書かれた人間だ。
そんな性格が嫌でこの世界に入ったのもあるが、未だに苦手なものは苦手だ。

でも、これが個性である
しゃべれない分、やって来たこともあるわけで。

そう思えるまでは、みんなと仲良くしようと努力したり、人前で何かしたり明るく前向きに積極的に、無理やりやったこともあったけど、20年近く挑んでも出来ないことはあって、無理やりやったからこそ少し出来るようになったこともあった。

その今を見せるしかない


《1日目》
苦手なフリートークと、歌を歌ってみることにした。
フリートークはテーマだけ決めて、その場でどのくらい話せるのか。
結果は…散々だった。多分伝わってない。それに「世の中には嘘をつく人がいるんだな、ということを学んだ」というネガティブ発言で終わらせた。

一方、は松田聖子の「瑠璃色の地球」を無伴奏で。
周りで見ていた参加者が手拍子をしてくれる中歌い…
結果、少し小さい声になったけど、今まで震えて安定しなかった声が、何の心配も要らず安定して出せた。「こう歌おう」が出せた。

実は、去年春まで1年半ほど、ある教室でボーカルレッスンを受けていた。でも、相性が悪く、その頃の自分の状況が良くなかったのもあり急性の吃音症になった
そこで、友人が勧めてくれた他の先生に相談に乗ってもらい、その後レッスンを受けることにした。
(何を隠そう、その先生は専門学校時代の後輩である!)
それから7ヶ月後、
明らかに話しやすく、歌いやすくなった。
そんな自分が人前でどれだけ実力を出せるか試したかった。
(もちろん、出演したいというのもある。)

《2日目》
フリートークはやめた。
出来ないことをアピールするのは昨日まで。この日は出来ることを見せることにした。
用意していた本の朗読を1つと、以前役作りで習得したフラフープ技と共に、小声になった歌のリベンジを組み合わせて披露。
技をやってるときにこそっと聞こえた「すごい…」という声が嬉しかった🍀
フープしながらの歌も安定して思いっきり歌えた🎶


やれることはやった。
やれないことも見せた。


カッコつけずに自分でいることから出てくる表現の世界に、今からでも行けるかな…と
こんなこと、10年前からやっておけ!ってことなんですけど。
これが私です。

参加したことに意義がありました。
次は、役に就いてどれだけ成果を出せるか、という話になってきますが、先のことはひとまず置いておきます。

数ヵ月とはいえ吃音症になり、また発症するかもしれないという不安の中で、たくさんの人に力をもらってここまで来られました。
感謝ですイエローハートおねがいピンクハート
そんな記念すべき日でした。

最後まで読んでくださり
ありがとうございましたクローバークローバー