そこに場に現れた一人の人物。その趣はひょろっとした様子を見せていた。神童は納得いかない顔つきでその現れた人物に声を掛ける。

「 なんで敵わないって?それに誰が馬鹿だって!!」

その言葉に呆れた顔をしながら応える。

「 そんな事が分からないのがお馬鹿だって言ってるんですよ。魔神さんも大変ですね~。こんな人とペアだなんて。」

「 恐縮です。」

魔神はその人物に対して敬意を払って対応していた。それに対して神童は納得いっていなかった。さらに食い下がるように言う。

「 なんなんだよ、突然現れたと思ったら。魔神も一緒になってよ。」

「 神童、口を慎みなさい。貴方はこの方を本当に知らないのですか?」

魔神が改まって神童に問いただす。神童は恥じる様子もなく。

「 おう、知らない。」

「 は~~・・・・・・神童。貴方は本当に無知ですね。」

「 まあ、いいよ。それよりもこちらを待たせたままですから。」

3人のやり取りに特に何もしないで見ていた。それは余裕から来ていた様子だった。

『 そろそろ茶番はいいかな?待たせ過ぎですよ。』

「 そうですね~、すみませんでした。それにしても・・・・・。貴方ほどの方がこの場に来るなんてすごい気まぐれですね。」

『 魔界で暇を過ごすのは少し飽き飽きしていましたからね。退屈しのぎになればと思いましてね。』

「 それはそれは・・・・・。気が重いですね。」

魔界の王とその人物が会話を進める中、魔神は再度神童にこの場を離れるように促す。

「 神童、これは命令です。この場から直ぐに立ち去りなさい。」

「 なに言ってるんだ。この仕事を勝手に放棄するのかよ。そんな事今までした事ね~よ。」

「 貴方じゃどうにもならない事です。それに命令ですから、放棄した事にはなりません。」

「 お前だって無理だろーが!!俺だけなんて・・・・。」

「 私は・・・・・。無理を通すなら、今後の仕事は無いものと思ってください。」

意味深げな言葉を魔神は神童に残しながら、強い口調で神童に命令する。



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