「 前田さん、どうしたらいいですか?俺に出来る事って
なにかありますか?」
そんな言葉に前田さんは。
『 そこは自分で考えるとこでしょう?男なんだからさ、
女の子の扱い方考えないとね。神崎君だって考えてな
い訳じゃないと思うんだけどさ。やっぱり自分で考え
るべきよ。他人の意見を聞くのもいいかもしれないけ
ど、自分の意思を持って応えたほうが、女の子にとっ
ては良いと思うから。』
前田さんの言葉は重かったが、僕の心にもグサッと来た。
「 分かりました・・・・・。がんばってみます。」
前田さんの連絡を切って、改めて由紀を見た。
今までの行動を恥ずかしく思ったのか、僕の顔を見るな
り、うつむいた。
「 ・・・・・由紀。俺にもう少しだけ時間をくれない
か。言い訳になってしまうけど、俺も色々考えてるん
だ。仕事の事もそうだだけど、女の子の気持ちも考え
てるんだ。最近ずっとそうだよ。俺自身がどうしたい
のかが、まだ分からない・・・・。」
そんな言葉に由紀が応える。
「 たかしの事、困らせてごめんなさい。由紀も分かっ
てるんだけど、最近はたかしに色々あるの見て、居て
も経っても居られない気持ちでいっぱいだったの。」
由紀の神妙な面持ちを見て僕は、胸が苦しくなるのを感
じていた。