感情の高ぶりを抑えて、愛奈と下校する。初めての体験で

心はドキドキしたままだった。

「 それにしても、夢那があんな感情表現するとは驚きね。

 なにか心境の変化でもあったの?」

「 ・・・・・私も驚いてるの。」

「 なんにせよ私は良かったって思ってる。夢那ってホン

 ト大丈夫なのかなって思ってたからさ。」

「 ・・・・・・。」

「 だって、周りには気が付かれてないし、家族と居たっ

 て全然喋ってくれないしさ。この子このままで生きてけ

 るのって本気で思ってた。」

「 ・・・・・それは。」

「 それは?なに?」

「 私が居なくても、世の中は困らないだろうって思って

 たから。」

「 なにそれ、本気で言ってんの?だったら怒るよ。」

「 ・・・・だって、私の価値ってなんだろって、幼い時

 から思ってた。私が居なくても愛奈やお父さんお母さん

 はこのままでも大丈夫だって。」

「 それってマジ!?マジで言ってんの!!バカ!!そん

 な事ないよ!みんな居てこそなんだよ。そこには夢那も

 必要なの。誰が居なくたってダメなの!!バカ!そんな

 そんな事、思ってたんだ・・・・・。」

愛奈の目から大粒の涙がこぼれていた。愛奈はそのまま私

をギュッと抱き寄せていた。私自信もそっと愛奈の腰の辺

りに手をやり抱きしめていた。暖かい気持ちと体を目いっ

ぱい感じていた。


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