家族との久しぶりの団らんといったところだった。話終えた

後、僕は自分の部屋に戻ってベットに横たわり天井を眺めて

いた。

そして、これまでの事を思い耽っていた。そうしながらも新

たな次の展開を考え始めていた。初めてのTV番組のレギュ

ラーだけに、思い描く構想はハッキリしていたが、表現が出

来るものかと心配な面もあった。

そんなところにまたまた恵美の乱入。

「 お兄ちゃん!何してんの?まさか・・・・恵美の裸を思

 い出して・・・・・キャ、エッチ!!」

「 ・・・・・何言ってんだ。恵美ちょっとおかしいぞ?ど

 うしたんだ。いつもの恵美らしくないぞ。」

「 ・・・・・やっぱお兄ちゃんだね。恵美の事良く分かっ

 てる。お母さんでさえ恵美の事分かってないのに。」

悩みを抱えている様子だった。ちょっとしんみりした雰囲気

になったが、明るく答える恵美だった。

「 私ね、今の仕事も嬉しいんだけど、もっとね自分を表現

 できる事がしたいの。」

「 それって、恵美がまだ入ったばかりだからそんな事思う

 んだろ?これからじゃないか。入ったばかりで贅沢なんじ

 ゃないか?オーディションで落ちた子だって大勢居るんだ

 し、もっと頑張れよ。そうしたら絶対見てる人は居るから

 さ。次に繋がると思うぞ。」

「 ・・・・・それって、皮肉なの?お兄ちゃんだってまだ

 この仕事始めたばかりじゃない!それなのにTV番組決ま

 ったりさ、この前なんか大きくニュースに取り上げられた

 り、いい事ばっかりじゃない!!」

「 それは・・・・・。」

僕は繋げる言葉を失っていた。本当の自分の力で勝ち取った

感じじゃないからか?アドバイスにもならなかった。



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