苛立ちを隠せないでいた神童だったが、着いた場所に驚愕する。
「 ここは・・・・・。」
「 驚くのもしかたありませんね。ここは貴方方の通っている学校ですから。」
「 それは分かってるけど、どうしてなんだよ。なんでここに。」
「 ここには貴方の知らない場所がありますから。さあ、着いて来なさい。」
2人は後に着いて行く。しばらく歩いて体育館裏の倉庫に着いた。
「 着きましたよ。」
「 着いたって、ここは俺でも知ってる場所じゃないか。何が知らない場所だよ。」
「 ・・・・・本当に貴方は知ってるのですか?」
「 知ってるも何も、ここは体育倉庫だろ!用具入れの場所じゃないか。」
「 貴方の知ってるのはそこまでですね。その奥を見た事は無いでしょう?」
「 倉庫の奥?そんなの知らね~よ。用具出す位で奥なんか入った事は無え~よ。」
「 なら着いて来なさい。」
そう言って倉庫の鍵を開け、奥へと進んでいった。ありふれた体育時に使う道具が置かれている中を通り、奥に進む。見えてきたのは古びた鉄の扉だった。
「 さあ、着きましたよ。今の貴方なら開くかもしれませんね。」
「 なんだよ、ここに来てもったいぶるのかよ。いいよ、開けてやるよ。」
そう言って神童は扉に手を掛ける。力強く扉を開けようとするのだが、扉はビクともしなかった。
「 なんだよこれ!?ホントに開くのかよ?全然動きゃしない。」
「 あれだけ偉そうに言ってた割りに情けないですね。」
不動の扉。簡単には開きそうも無かった。魔神に声が掛かる。
「 今度は魔神さん、貴方がやってみて下さい。どうぞ。」
神童は渋々ではあったが魔神に変わる。魔神が扉に手をやるといとも簡単に扉が動いた。
「 な、なんでだよ!!俺がやっても開かなかったのに、なんで魔神だったら開くんだよ。」
納得のいかない表情を見せる神童。いたって冷静を保っている魔神。それを見て納得するかのように2人よりも先に扉の中へと進む新羅8人衆がリーダー。
「 さあ、ここで貴方方の力を存分に見せていただきましょうか。」
そう言い放って2人を扉の中へと腕を掴んで招き入れた。そこには創造もしなかった空間が広がっていた。