「 そうなんだよね・・・・・。俺って何がいいんだろって

 いつも思ってしまう。恵美の言うとおりかもな。俺は恵ま

 れてるんだろう。ただそれだけ。本当の自分が何なのかさ

 え分からず人に好かれる事も分からず・・・・。俺のどこ

 がいいんだろう?俺ってさ・・・・・。」

そう言いかけた時、恵美が激しく泣きながら答えた。

「 ごめんなさいお兄ちゃん!ごめん・・・・。お兄ちゃん

 が悪いわけじゃないのに。私の恵美のただのわがまま。お

 兄ちゃんはとっても素敵な人だよ!その素敵さが人を虜に

 させてるの。何も無いなんて思わないで。恵美はね、そん

 なお兄ちゃんだからこそ好きなんだよ。大好きなの・・・

 困らせてごめんなさい。」

いつになく感情的になっていた恵美だった。そんな時だった。

恵美の後ろから現れた人物。由紀だった。

「 すごいね、兄妹喧嘩?うらやましいな。由紀にも姉妹居

 るけど、今みたいに本気で喧嘩なんかしたこと無いからさ。

 それに言いたい事言えてるっていいよね・・・・・。」

その場に現れた由紀にびっくりしていた。

「 どうしたんだ?なんで由紀が。」

「 そうですよ。なんで由紀さんがここに居るんです?」

由紀は即答で答えた。

「 それはね、恵美ちゃんが最近気になってたから。一緒の

 時間が長くなってくるとね、由紀はなんとなく分かるの。

 なにか困ってるんだろうなって。入った時よりもなんかさ

 覇気が感じられなくなったって言うかさ、なんとなくだけ

 ど分かるんだ。」

「 由紀さん・・・・・。」

そんな由紀はすごいと感じていた。そして由紀はさらに付け

加える。驚きの証言を。



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