暫らく2人して歩いてる最中、由紀から声をかけてくれた。

「 たかしの本気は何処に向かってるのかな?やっぱりね

 焦っちゃうの。玲ちゃんて綺麗じゃない?それに、たか

 しの周りは結構人が寄って来るからさ、気にしてんだ。

 それに、最近知り合った子居るでしょ。そういう情報は

 すぐに入ってくるんだからね。」

「 俺の本気・・・・・。まだ考えられないよ。もう少し

 時間をくれないか。まだまだやる事多すぎて、今はそれ

 どころじゃないって感じだから。」

「 チョッとは考えてんだ。でも待たせ過ぎるのは良くな

 いぞ。出来るだけ早く結果を期待します。良い結果だと

 いいけどね・・・・・。」

「 由紀・・・・・。」

また暫らく無言が続いた。笑顔で振り向く由紀。

「 由紀ももう少し我慢するね。たかしを困らせても良く

 ないし。じゃ、この辺でいいよ。実はこの先にマネージ

 ャー待たせてるんだ。また明日。じゃあね。」

「 うん、また明日。」

元気に手を振る由紀。それを見送る僕だった。そんな様子

を見続ける人影があった。

「 決定的なものじゃないけど。記事にはなるわね。場所

 を選ばないとね、神崎君。」

それは女性記者だった。ずっと後を就けていたのだった。



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