周りはピリピリとした緊張感が漂う。大方の状況把握が出来たところで事件現場へと向かう事にした。神童自信も只ならぬ気配を感じ取っていた。今までに感じた事の無い緊張が背筋に汗をもたらしていた。

「 大丈夫なのか?」

不意に声を掛けた魔神。それに対していつもなら虚勢を張るように応える神童なのだが、今回は今までと違っていた。

「 ・・・・・大丈夫だろ?ただ今回はヤバイ気がする。」

「 そうか。なら大丈夫だ。慎重になる位が丁度いい。」

魔神もそれには気づいていた。慎重さが現れていた神童に対して安心感も感じていた。これで危機感を感じていなかったら、この場で行くのを止めていただろう。

「 なら、行ってくるか。」

神妙な顔をしながら神童は現場へと向かっていった。

近づくにつれて今までに無い妖気が漂い始めていた。濃度の濃い妖気に中てられたエージェント達は普段の行動が出来なくなっていた為に大勢の犠牲を出してしまっていた。

「 これは・・・・・感じていたよりもヒデーな。」

感じ取れる妖気は進むにつれて体に纏わり付く様だった。それだけに普通のエージェントなら、何も出来ないと直ぐに感じ取れた。

「 こいつは俺でさえも用心しないと、どうなるか分からねーぞ。」

救出に当たる者達でさえも動けなくなっていた。それを見つけた者から神童は、妖気の弱い場所へと担いで移動させていた。

妖気の状態は変わる事無く漂い続ける。だがいっこうにその様子を感じているはずであったにも関わらず、攻撃は見られなかった。それだけに不気味さだけが募ってゆく。神童は警戒をしながら行動を続けていた。

運び出された者達を完全に終わらせたところで、ようやく行動が見られた。

「 ようやくお出ましってところか・・・・・。」

警戒を怠らないまま神童はその渦中へと歩みを進めてゆく。

『 貴方方の片付けは終わったようですね・・・・・・。』

姿は見えないが声だけが神童の下へ届いたいた。その声を聞いた途端に神童は背筋に悪寒を感じていた。今まで感じた事の無い状態だった。



人気ブログランキングへ