暫らくは平穏な日々が続いていた。本部からの要請も無い平穏な状態がこのまま続くのではと思わせる位。ただ神童、魔神それぞれの言葉を交わす機会が失われていた。お互いの顔を合わせない様に過ごしていた。

「 お前らどうしたんだこの頃?一緒に居るところ最近見ないけど。」

「 ほっとけよ!お前には関係ないだろ。」

「 心配してやってんだろ!なんだよその言い方。」

「 奴とは話したくないだけだよ・・・・・。それに一緒になんて気持ち悪い事言うな。まるでアイツとなんかあるみたいじゃないか。」

クラスメイトと話す神童。魔神に対してのムカつきは未だ消えていなかった。

「 神童君・・・・。ちょっといいかな?」

「 なんの用だよ?今は忙しいんだよ。」

「 そんな・・・・・。ねえ、神童君なら分かると思って・・・・・。」

「 神童!そんな言い方するなよ。せっかく女の子から声掛けてくれてるんだし。」

「 関係ね~よ。女だろうが、俺は忙しいんだ!」

クラスメートの女の子からの声にもそっけなく応えていた。

「 代わりに俺が聞こうか?」

「 いや~、あなたじゃ分からないし・・・・・。」

「 あっそ・・・・・。神童、ちゃんと話聞いてやれよ。俺じゃ話にならないんだと。」

素っ気にされた友は、神童に応えるように促していた。

「 ・・・・・なんだよ!話って。ささっと言えよ。」

神童は嫌々ながらも女の子の声に向いていた。

「 あのね・・・・・・、魔神君の事なんだけど。」

「 魔神!?お前、魔神の事俺に聞くつもりか?」

「 そ、そうなんだけど・・・・・。」

露骨にその名前に反応する神童。その様子に友も焦りを見せていた。神童は今にも女の子にも手を上げそうになっていたから。

「 まあ、待て。今は魔神の事は不味い。今は場を読んでくれ。」

「 どうして?なんで聞いちゃダメなの?」

「 なんでって!?俺は魔神の事なんか知るかよ!他を当たれよ。」

神童はグッと堪えて女の子に強く応える。その威圧感に女の子もたじろいでいた。




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