何事も無く今日の授業を乗り切り、放課後。私はいつもの

ように1人で帰り支度をしていた。今日は初めての事づく

し。この後、愛奈が迎えに来ると思うとちょっと胸をドキ

ドキさせていた。そんな時だった。

「 ねえ、今日はもう帰るの?」

声を掛けてきたのは、昼休みに声を掛けてくれた女の子だ

った。

「 ・・・・・あの。」

「 あ、ごめんね急に声掛けて。それに私の事知ってる?」

「 ・・・・・うん、知ってる。松本さん。」

「 知っててくれたんだ。ありがとう。そう私、松本玲奈。

 これからもよろしくね。」

「 ・・・・・うん、よろしく。」

「 そうそう、この後時間空いてる?」

「 ・・・・・ごめんなさい。今日は・・・・。」

「 予定あったんだ。そっか、ごめんね。もし時間が有っ

 たら、部活に誘いたかったんだ。」

それは私にとってとっても驚きだった。今までにそんな事

考えもしなかったから。私自身、体の事もあったから。

「 ・・・・・私、部活は出来ない。」

「 うん、知ってるよ。体育の時間も休んでるから、体弱

 いんだって。安心して、私の部活は運動部じゃないから

 さ。」

「 でも、私・・・・。今まで部活入った事無いから。」

「 そうなんだ。だったら、是非見て欲しいな。」

そんなやり取りの最中、愛奈が教室に迎えに来た。




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