トントン
僕の部屋をノックする音が聞こえた。すぐさま僕はドアの
覗き窓から外を確認すると、そこには由紀が立っていた。
僕は急いで鍵を開けて、ドアを開ける。
「 由紀、ホントに来たんだ。」
その言葉にちょっと不機嫌な顔を見せる由紀。
「 来ちゃダメだったの?」
「 そ、そんな事ないけど、大丈夫なの?」
笑顔になって答える由紀。
「 大丈~夫。誰にも見られてないから。これでもちゃん
と気にして来たのよ。」
「 そうなんだ・・・・。」
「 それよりも・・・・、早く部屋に入れてよ。」
「 あ、ごめん。どうぞ。」
僕は由紀をすぐさま部屋へ招き入れた。由紀は喜んで部屋
に入り、ベットに腰をかける。
「 ねぇ・・・・、早くこっちに来て。」
「 え?俺もそこに?」
「 そうよ、そんな離れたところに居ないでよ。こっち、
早く。」
僕はなんとも言えない気持ちになっていた。ホントにいい
のだろうかと思う気持ちと、嬉しさの込み上げる様な高揚
感を感じていた。