愛奈は一生懸命に私に話しかけてくれる。だけど私はそう
されればされるほど、どんどんと気持ちが嫌な方向へ向い
て行くのを感じていた。これ以上干渉されたくないと思い
始めていた。それだけに出てくる返事は重さを持っていた。
「 ねぇ、今度さぁ、近くで見てみたいから、観覧希望に
応募しようと思うの。どうだろうな~?実際に会って見
たら・・・・。」
「 ・・・・・いいんじゃない。」
「 ねえ、なんでもっと共感してくれないかな?夢那だっ
たら分かってくれると思ってたのに。だって、私達一番
近い存在なんだよ。」
私はその言葉に気持ちのどん底に突き落とされた。私達?
今までもそんな事言われた事ないし、言われても今までも
ろくに話した事ないしそんな私と愛奈が近い?私は嫌悪感
さえ覚えた。一緒にしないでって気持ち。それが、私の口
から発せられていた。
「 私と一緒にしないで!!いつ私が愛奈と一緒だって言
ったの・・・・。私の事ホントに分かってるの?話、し
たことないじゃん!いつも夢那は独りだよ。学校でも、
家でも夢那はいつも独りだよ。コミュニケーションを取
らないみんなが、私を知ってるの?愛奈だって、家で一
番近くに居たって、話、したことないじゃん。」
「 夢那・・・・・。」
私はこんな事になった事が嫌だった。増してこんな事言っ
てる自分がもっと嫌になっていた。