私の日常は冴えない毎日の繰り返しだった。私に友達は
居ない。1人で学校に行き。1人で昼食を食べて、1人で
学校から帰る。帰りに塾により、孤独に授業をこなしてる。
特に誰とも喋る事無く、もしかしたら家に居ても喋らない
事だってあるかも。そう丸一日誰とも喋らない時もある。
学校の授業で質問に答える時に喋るのが、私の唯一の声の
聞ける時だろう。私が生きてきた16年の年月の中で楽し
む事は殆んど皆無に近い。体育の授業も休みがち。体は幼
い時から弱かった。体を動かし過ぎると喘息が出てしまう。
だから激しい動きが出来ず、夏でもプールに入る事ない。
ましてや運動会は参加も出来ない。テントの下で、みんな
の様子を伺うだけ。そんな状態で自分のモチベーションが
高まるなんて考えもしない。暗い性格になっていた。周り
も私の存在なんて感知していない。授業の間の休み時間で
さえも私は日がな小説を読みふけっているだけ。周りから
声を掛けられる事もない。みんなは楽しそうにおしゃべり
や軽いふざけ合い。たまに男子のふざけ合いで体が接触す
るが、私はそこに存在もしていないように、何事もなかっ
た様に男子達はふざけ続ける。私はこれからも何も変わら
ないものだと思っていた。存在が無いって事でいじめに合
う事も無いが、誰にも相手にさえならない。先生達さえ存
在の無さに、居る事さえも忘れられる事も。
「 源?源は今日は欠席か?」
「 ・・・・・先生、私居ます。」
「 お、すまんすまん。じゃ、この問題分かるか?」
「 ・・・・・はい。」
そんな存在の持てない私だった。唯一、存在に気づくのは
双子の姉、源愛奈。私と違って体も丈夫で活発に動ける点
では羨ましくも思っていた。どうして私だけと、幼い時に
は考えもした。今は私を庇ってくれる頼もしい存在。