毅然と立ち構えからは余裕を漂わせていた。そんな様子を感じ取ったベヒモットだが、流石は上位悪魔だけに無駄に終わると判断して、攻撃は直ぐに続けなかった。
「 ほう~。今の貴方はその言葉どおりの様子。まあ、私も本気といいながら、様子を見てしまった。だが、今度はそうはいきませんよ。」
その言葉には嘘は無いと感じ取った神童。攻撃がとれる様に構えを変える。
「 なるほど、今度はまずいと判断ですか。それはいい心構えですよ。では、行かせてもらいましょう。」
次の瞬間だった。攻撃が始まると思った瞬間、攻撃を遮る者が現れた。様子が変わり意識は持ちつつ様子を伺う神童。現れたのは数名の悪魔達だった。
「 これはこれはベヒモット様ではありませんか。おっと、これは失礼しました。これから闘われるところでしたか?」
「 ・・・・・なんの用だ。私の戦いを止めるとは、悪魔らしかなる行為ではないか。」
「 申し訳ございません。ですが、ベヒモット様が闘うようなレベルの者ではないかと?失礼だとは思いましたが、私達にお任せいただけませんか?」
「 なに?この戦いをお前達に譲れと?それこそ悪魔の行為ではない。お前達私を愚弄するのか?ただでは済まんぞ。」
数名の悪魔の中でもリーダー的な者が口を利く。
「 誠に申し訳ございません。ですが、これは私達の意志ではございません。貴方もご存知の方からの指令でして。」
「 指令?お前達の上位悪魔は誰だ!」
「 それは貴方にも覚えが無いですか?あの方からのこれがお届け物です。」
差し出した物にはその者が纏っている妖気が漂っていた。その物を見たベヒモットは即座に闘気が失せる。
「 そうか・・・・、あの方か。・・・・・分かった。お前達に任せよう。すまぬな私も本意ではないが、戦いをここで終わらせてもらう。」
そう言ったが直ぐに闘いの姿から元に戻った姿が見えたが、その場を来た悪魔達に委ねて去っていった。
「 そう言った事です。続きは私達がお相手しましょう。」
「 おいおい、お前達で勝手に進めるな!」
「 まあ、貴方も命拾いしたと思いなさい。ですが、その命も直ぐに無くなるでしょうがね。」
数名の悪魔からなる1人が神童の前に立つ。ベヒモットとの戦いに割り込むあの方とはと思いながらもただならぬ妖気に神童もすぐさま闘いの構えを取る。