姿を追うことが出来ない神童。焦りは不安も引き寄せる。そんな折、また魔神からの言葉が入る。
『 強い事を言ってた割には何も出来ないようですね。あなたの目は節穴ですか?あなたは一向に動いていませんよ。あなたはその場所に着いた時から動きが止まっているのです。・・・・これで何とか出来ますか?出来なければ・・・・・。』
その言葉に神童は、自分の剣を使って自分の足の甲目掛けて突き刺す。
「 これでやっと見つけられそうだ。ちょっと痛い思いをさせられたがな・・・・。まあ、俺とした事が幻覚にやられてたとはな。倍返しさせてもらおうか。」
「 ほう・・・・、私の幻覚に対応するとは。でもいいのですか?そんな傷を作って?私と互角に戦えると思ってらっしゃるようですが。」
「 はん、これ位。お前にとってのハンデさ。これ位で丁度お前の相手になるってもんだ。」
「 嘗められたもんですよ。この間の私と思ってもらっては困りますね・・・・。悪魔は進化が早いのですよ。色んな敵が多いものですから。戦いで勝ち残ったものが負けたものの能力を頂くのですよ。そうして悪魔は常に進化を続けるのです。おっと、しゃべり過ぎましたかね?」
「 そうかい・・・・。だが、この前の時は俺も本気を出す前にお前に勝っていた。今回は前の様には手加減しないけどな。本気の俺を見せてやるよ。おっと、俺もしゃべり過ぎたか?」
お互いがけん制しあう。そんな状態でも神童は警戒しながら本体を探していた。
「 それではその本気を見せてもらいましょうか?私もベヒモット公爵としての力存分に見せて差し上げましょう。」
悪魔の階級は貴族の様に位が存在する。尊厳ある昔の姿を思ってか、悪魔の上位を司るものにはそれなりの位の呼び方を許されるのである。公爵クラスの者は悪魔界の中でも滅多に出会う事は難しい。それぞれの広大なテリトリーを持ってる事もあるが、上位に君臨するもの同士が出会う事が少ない事も珍しくないからだ。何千年と生きる悪魔にとって上位になる事で戦いを楽しむのではなく、ステイタスとして観戦に徹する事が多い。自分から動く事は気まぐれに近い事。そう、このベヒモットも気まぐれで動いたに過ぎなかった。だが、その気まぐれで動いた今回の事が重大な事になっていた。公爵クラスの悪魔がやられたと。その情報は広い悪魔界に拡がる。それは悪魔にとっての恥でもあり、また悪魔にとっての格好のテリトリー拡大の標的になるのだ。
自分の領地を守る事も自分の力を示す上で大切とされている。自分の力が低下する事は許されない事なのだ。自分が今度は狙われるのだ。
「 魔神、聞こえてるよな?今回は本気を出したい。周りも何も無い状態だ。俺が測った状態じゃ半径10キロ圏内には影響は無い筈だ。だから・・・・。リミッターの解除を許可してくれ。」
その答えはすぐさま返ってくる。
『 許可は・・・・・、と言っても聞かないでしょあなたは?もうその準備をしてたのでしょう?』
「 よく分かってるね!流石は俺の相方だ。それじゃ本気の俺を拝見させてやろうか。」
神童の腕に施された力を抑制する為のリミッターが外されようとしていた。
『 すべてを外す事は許しませんよ。今回はどうしてもの時を考えて、2段階までなら許しましょう。それ以上は半径10キロでは補いきれなくなってしまいますからね。』
「 心配する事はね~よ。2段階までなんか解放しなくても、1段階で十分だ。まあ、よく見とくんだな。」
神童の腕のリミッターが1つ外される。神童の周りにあった空気の流れが変わる。力が吹き出るように呼応して、周りの闘気が満ち満ちてくる。

『 強い事を言ってた割には何も出来ないようですね。あなたの目は節穴ですか?あなたは一向に動いていませんよ。あなたはその場所に着いた時から動きが止まっているのです。・・・・これで何とか出来ますか?出来なければ・・・・・。』
その言葉に神童は、自分の剣を使って自分の足の甲目掛けて突き刺す。
「 これでやっと見つけられそうだ。ちょっと痛い思いをさせられたがな・・・・。まあ、俺とした事が幻覚にやられてたとはな。倍返しさせてもらおうか。」
「 ほう・・・・、私の幻覚に対応するとは。でもいいのですか?そんな傷を作って?私と互角に戦えると思ってらっしゃるようですが。」
「 はん、これ位。お前にとってのハンデさ。これ位で丁度お前の相手になるってもんだ。」
「 嘗められたもんですよ。この間の私と思ってもらっては困りますね・・・・。悪魔は進化が早いのですよ。色んな敵が多いものですから。戦いで勝ち残ったものが負けたものの能力を頂くのですよ。そうして悪魔は常に進化を続けるのです。おっと、しゃべり過ぎましたかね?」
「 そうかい・・・・。だが、この前の時は俺も本気を出す前にお前に勝っていた。今回は前の様には手加減しないけどな。本気の俺を見せてやるよ。おっと、俺もしゃべり過ぎたか?」
お互いがけん制しあう。そんな状態でも神童は警戒しながら本体を探していた。
「 それではその本気を見せてもらいましょうか?私もベヒモット公爵としての力存分に見せて差し上げましょう。」
悪魔の階級は貴族の様に位が存在する。尊厳ある昔の姿を思ってか、悪魔の上位を司るものにはそれなりの位の呼び方を許されるのである。公爵クラスの者は悪魔界の中でも滅多に出会う事は難しい。それぞれの広大なテリトリーを持ってる事もあるが、上位に君臨するもの同士が出会う事が少ない事も珍しくないからだ。何千年と生きる悪魔にとって上位になる事で戦いを楽しむのではなく、ステイタスとして観戦に徹する事が多い。自分から動く事は気まぐれに近い事。そう、このベヒモットも気まぐれで動いたに過ぎなかった。だが、その気まぐれで動いた今回の事が重大な事になっていた。公爵クラスの悪魔がやられたと。その情報は広い悪魔界に拡がる。それは悪魔にとっての恥でもあり、また悪魔にとっての格好のテリトリー拡大の標的になるのだ。
自分の領地を守る事も自分の力を示す上で大切とされている。自分の力が低下する事は許されない事なのだ。自分が今度は狙われるのだ。
「 魔神、聞こえてるよな?今回は本気を出したい。周りも何も無い状態だ。俺が測った状態じゃ半径10キロ圏内には影響は無い筈だ。だから・・・・。リミッターの解除を許可してくれ。」
その答えはすぐさま返ってくる。
『 許可は・・・・・、と言っても聞かないでしょあなたは?もうその準備をしてたのでしょう?』
「 よく分かってるね!流石は俺の相方だ。それじゃ本気の俺を拝見させてやろうか。」
神童の腕に施された力を抑制する為のリミッターが外されようとしていた。
『 すべてを外す事は許しませんよ。今回はどうしてもの時を考えて、2段階までなら許しましょう。それ以上は半径10キロでは補いきれなくなってしまいますからね。』
「 心配する事はね~よ。2段階までなんか解放しなくても、1段階で十分だ。まあ、よく見とくんだな。」
神童の腕のリミッターが1つ外される。神童の周りにあった空気の流れが変わる。力が吹き出るように呼応して、周りの闘気が満ち満ちてくる。