順調に会見は終わるかに思えた。そんな時に大きく鳴り
響く破裂音がする。それには周りの記者達も驚き硬直す
る。それは1人の記者が行った風船を使った破裂音だっ
た。
「 いや~、これは失礼。あの~いいですか?質問した
いんですけど?」
流石に突飛な行動に周りがざわめくのと警備員が駆けつ
ける。質問のやり取りはなかなか個人の記者が廻って来
る事は難しい。大手の記者からの質問はよく捉えがちな
だけに、質問も出来ずに終わってしまう事は多々ある。
「 やり方は失礼しました。ただ周りの人達が聞かない
もんですから、質問していいですか?」
警備員さんが取り押さえに入りながらも、繰り返す。
流石にこれで終わるだろうと思われていたが、なぜか小
畑さんが、記者の質問を取り上げた。
「 あなたが聞きたい事はなんですか?こんな事をして
まで聞きたい事のようですし。警備員さんちょっと待
って下さい。彼に質問を続けさせて下さい。」
その言葉に警備員さんもつかみ出す事を止めて留まった。
「 いやいや、ありがたいですね。こんな記者に質問を
させて頂けるとは思いませんでしたけど・・・・。
それでは、手短に質問をさせて頂きますよ。」
「 そうですね、手短にお願いしますよ。それに期待に
ならない質問であればそこで終わりにさせて頂きます。
よろしいかな?」
その記者もうなずきながら質問を投げかけてくるのだっ
た。