由紀と僕は家に向かっていた。移動中の車の中でテレビの
ニュースが僕達の情報が流れていた。渋滞までも引き起こ
した現象として。
「 結構大変な事になってるみたい。」
「 ・・・・まるで人事みたいに。由紀、これからどうす
るの?大丈夫なの?」
「 それこそ人事みたいに言ってる。結果的に情報が早ま
ったに過ぎないわよ。いずれか私達の情報は解禁された
ら人の目に入る事だったし。今回はみんなの度肝を抜く
って事でゲリラ的に行ったのよ。ここまで凄くなるとは
思わなかったけど。」
「 でも由紀、これからホントどうするの?」
由紀は意外と冷静に答える。
「 そんなの決まってるじゃない。この後に報道各社への
お披露目があるでしょ。記者会見が組まれてると思うわ
よ。それについては前田さんからもあるんじゃない?」
「 え、俺に?俺は別にFRCの一員って訳じゃないし。」
「 甘いわ。今話題の人って事で、ブッキングされるん
じゃない?」
流石にまだまだ業界には疎い面がある。その点では由紀の
方がよく分かっている。そんな中また前田さんから電話が
鳴る。