周りは予想だにしない光景だった。まだその余韻は残っ
ている。ざわついた街中で話題になっている。
「 さっきのヤバくね~。あれ誰。ホント、パネ~って
感じ。」
「 私、もうどうにかしてって感じ。どうしよ。」
「 あれ誰?マジヤバくね。男だけど気になる~。」
などなど街の中で話が飛び交っている。
「 たかし~、ヤバいよ。普通に歩けなくなるんじゃな
い?」
「 え?ホント?マジ?」
「 ばれるとまずいよ!早く乗って。移動するよ。」
気づかれる前に車に乗り込み、移動をする。
車の中で俯いたままだった。動揺が今になって襲ってく
る。そんな時に携帯が呼び戻す。
『 神崎君、今何処に居るの?事務所に凄い問い合わせ
の電話なの。』
「 前田さん、今渋谷に居ます。由紀と一緒です。」
『 え?そうなの?大丈夫なの?』
「 たかし換わってくれる?前田さん、たかしは大丈夫
です。家には由紀が送ります。心配しないで下さい。」
『 ホント大丈夫なの?由紀ちゃんの問い合わせも凄い
のよ!FRCのファンから殺到してるわ。』
「 そうですか・・・・。さっき小畑さんからも電話も
らいましたから知ってますよ。」
世の情報は伝わるのが早い。SNSなど伝えるアイテム
が世に蔓延ってるから。