「 え、源さんが2人いる?」
僕は改めて驚いていた。源さんはそんな僕に優しく告げる。
「 神崎さん、この前電話に出たのが妹の夢那ですよ。もう
覚えてないんです?」
「 あっ・・・そうだっけ?ごめんハッキリ覚えてないや。」
「 私達双子って言いましたよね?もう覚えてないんですか?
・・・・悲しいです。」
「 ごめん・・・・。」
僕はその時の事を覚えてなかった。自分の考えで頭がいっぱい
になってたからだろう。
「 それにしても・・・・ホント双子ってそっくりなんだな。
真直に居ないからさ、不思議に思うよ。」
「 そんなもんですか?普段から一緒だからそんな事思った事
ないです。」
「 それよりも・・・・。双子って事は源さんの力って同じく
有るのかな?」
「 ハイ、有りますよ。」
意外とハッキリ答えが返ってきた。特に隠す様な素振りも無い
だけに、僕の方がちょっと驚いてしまった。
「 そうなんだ。2人とも同じ力なの?」
「 そうですよ。私達の声でみんなを虜にさせる事ができるん
です。」
それはそれで凄い事だ。同じ力を持った双子の源さん達。僕は
さらに思いが過っていた。