僕自身の異変に気づくのは突然の事であった。一番に驚く
のは傍に居た由紀だった。今までの言動はその為なのか分
からない。
「 ・・・・たかしの目!」
「 俺の目?目がどうした?」
「 たかしの目が、いつもの色と違ってるの。」
「 俺の目の色が違うって?どう言う事だよ。」
「 そんなの分かんないよ。由紀に聞かないでよ。」
「 そうだよな・・・・。ホントに変わってるの?鏡とか
持ってないの?」
「 持ってないけど・・・・、そうだ、携帯!携帯で撮っ
てあげる。ほら、こっち向いて。」
由紀が携帯を取り出して僕に向ける。即座に撮られた画像。
2人してその画像を確認する。僕はその画像を見た時に何
か不思議な感覚を覚えた。
「 これ俺の目?マジで!?どうして・・・・。」
「 ・・・・不思議。画像でも、今のたかしを見ても、な
にかね・・・・。今までの事が許せちゃう気になってる。
どうしてだろ?それに・・・・。」
由紀の目はトロンとしていた。そして再び由紀は僕の胸に
飛び込んできた。
「 由紀?どうしたんだ!?大丈夫?」
「 うん・・・・大丈夫。あのね、たかし・・・・。」
僕に向ける表情は、なんとも言えない位かわいくなってい
た。