「 神崎君、君が気にかけているのはその子かい?ほ~
なかなか容姿もいいじゃないか?で、この中で本命は
誰なんだ?」
「 か、監督!?監督まで、撮影はいいんですか?」
「 いや、なに。玲子も由紀もどうも気になって撮影に
なりそうじゃなかったんでな。私もちょっと気になっ
てな。見に来てしまった。」
「 え~、この人が監督?マジ見えない?」
「 こら、監督に向かってなんて言葉使うんだ!」
流石に監督に向かっての言葉に、僕は源さんに注意して
いた。
「 あ、いいよ。今って感じが出てて。いいじゃないか。」
「 ほら、よく分かってる人だよ。うん。」
流石にここまで来ると、みんな凄いとしか思えなかった。
「 で、私も聞きたいな。神崎君は何をしたいんだね。」
「 はい、それはですね。僕が考えているのは・・・・。」
みんな固唾を呑んで見守っていた。するとそこに遅ればせ
ながら小畑さんが合流するのだった。
「 たかし、私もその話聞こう。監督もまだここに居られ
るしな。玲子も集中できないみたいだし。」
一同なんだかんだで集まってしまったようだ。みんな気に
なってたんだと思った。
「 さあ、どうしたね?話を続けなさい。」
監督も十分気になっているようだった。僕がもったいぶっ
ているように思われて、なんだか複雑な気持ちになってい
た。