「 そんなに落ち込まなくてもいいわよ。女の子の事よく
知らないって知ってるから。まあここまでとは思ってな
かったけどね。」
前田さんも呆れたような感想を述べる。
「 ごめんなさい。どうしたらいいのかな?」
「 いいから、早く撮影に差し支えるわよ。気持ちの切り
替えしなくちゃいけないでしょ。」
「 神崎さん、そんなに気に病まなくてもいいですよ。私
もう大丈夫ですから。」
前田さんも彼女も優しく僕を接してくれる。
「 さあ、神崎君、君の考えをどうぞ言ってみて。」
「 そうですね、時間も無い事ですし・・・・。前田さん、
そして源さん。俺の今考えているのは・・・・。」
言いかけた時だった。由紀が突然声をかけてきた。
「 ふ~ん。この子なんだ・・・・。たかしが気にかけて
るの。」
「 由紀!?どうしてここに?」
「 どうしても気になってね。後を着けて来ちゃった。」
「 由紀ちゃん、余り時間ないでしょ。大丈夫なの?」
「 私は大丈夫です。」
そんなやり取りに源さんは。
「 あの、松田由紀さんですよね?あの、私ファンなん
です。超嬉しんですけど。あげぽよ。」
「 あ、そうなの?あげぽよ?」
由紀も前田さんもこんな状態になって戸惑っていた。