「 どうしたんです?なんか周りがおかしいんですけど。」
「 あ、神崎君戻ったんだ。ちょっと困った事になってる
よ。週刊誌の記者がね、監督に遠藤さんの事を追及した
のよ。それで監督が怒っちゃてね、スタッフさん達もど
うして記者を通してしまったのかって揉めててね。」
「 僕が居ない間にそんな事が・・・・。」
「 それで、当の遠藤さんが居なくなっちゃたのよ。」
「 え、それは大変じゃないですか!」
前田さんから状況を聞くが、僕には何をしたらいいのか検
討もつかない。そんな時に。
「 この後の撮影はできないかもしれない。だが再開した
らできるようにスタンバイしておくように。」
「 はい、でも僕達は何を?」
「 ここのスタッフさん達で何とかするだろう。たかしは
次、失敗できないぞ。だから集中していろ。玲子はゴタ
ゴタに巻き込まれないようにバスに戻っていろ。」
「 あの・・・この後なんですけど。昨日話した子がもう
すぐ来るんです。ここに。小畑さん・・・・。」
「 今はそれどころじゃないだろ!」
「 でも、もう来るんですよ。お願いします。」
かなり雰囲気の悪い中での話しだけに、心配になる。ちゃん
と紹介できるのだろうか?