「 なんで先輩はそこまで言いきれるんですか?」
「 う、あ、まあ、いいから、俺の事は経験から来てる
事だからさ、まあいいじゃやないか、聞いとけ。損は
ないから。」
かなめ先輩はかなり動揺しながら話していた。そんな話
をしているところに。
「 珍しいところで、珍しい組み合わせね。たかしに、
かなめだなんて。」
「 え、玲子さん?どうしてこんなところに?」
「 あ~、今日ね、かなめから待ち合わせの約束してた
から。」
「 あ、そうなんですか。待ち合わせの相手って、玲子
さんだったんですね。」
「 そうよ。でも、ごめんなさいたかし。他の人と会っ
てるだなんて。」
「 いや、俺はいいんですけど・・・・。」
「 あら、ヤキモチ妬いてくれないんだ・・・・。」
「 いや~、こんな時なんて言ったらいいのか・・・・。」
「 まあ、いいじゃね~か。神崎俺の話はこれまでだ。」
「 え、でも・・・・。」
「 なに?さっきの話?ちょっと聞こえてたんだけど。
かなめの事でしょ?かなめはね・・・・。」
「 玲子!?余計な事言うんじゃね!」
「 あら?余計な事ですって?余計じゃないわ!かなめはね
ホントはすごいの。サッカーの日本代表に選ばれてたんだ
から。」
「 え、そうなんですか。是非聞かせてください。その話。」
僕は玲子さんからかなめ先輩の事を聞く事ができた。それは
ホントに辛い選択をした事を。