フードを被った人は、紛れもなく僕を目掛けて来ていた。飛び
降りた先にピタリと止まる。そしてフードを取り去り僕に向か
ってニコりと笑った。そのフードを取り去った先の笑顔は、な
んとも綺麗な笑顔に思える程に僕の気持ちを捉えた。それはと
ても綺麗な美少女であった。僕の心を捉えたのは笑顔だけでは
なかった。次の瞬間に発せられた言葉、そのものに僕の心を鷲
掴みされてしまった。
「 初めまして、ちょっといいですか・・・・?」
僕は普通に話しかけられただけだったのに、ドキドキが込み上
げてきてどうしようもなかった。
「 あの~・・・・・・。大丈夫ですか?」
「 あ、あ、あ~。だ、だい、大丈夫れす。」
「 大丈夫れす?はははは、大丈夫じゃないですよ?」
「 あ、そ、そうだね。そう大丈夫じゃないです。」
「 ぷ、え~なにそれ。自分で大丈夫じゃないって?マジうけ
るんですけど。」
「 ・・・・・おかしいかな?ははははは・・・・。」
「 うん、マジうけるんですけど!?」
「 あ~そう。うけるんだね・・・・。」
「 あ、ホント大丈夫です?見かけた時になんか私に似てるな
って思ったんで。」
「 僕が君に似てる?僕は男だよ?君見たいに綺麗な女の子っ
て事は・・・・。」
「 は?はははは、マジうける。違うよ、容姿の事言ってるん
じゃないよ~。私の言ってるのは、あなた普通の人が持って
ないモノ持ってるでしょ?私も初めてなんだけど、なんとな
くそう感じてるの。どう?」
僕はその問いかけにさらにドキドキ感が増していた。なんで僕
の力の事が分かるのだろうと。