少女は告げる。
「 これが私の最後になるでしょう・・・・。我慢してください。
暴走すると、私の力ではどうする事もできません。気持ちを大き
く持ち続けてください。どんな事があっても・・・・。これが
最後の願いです。私の力を大切に使ってください・・・・。」
少女の最後の願いだった。その後に本当に現れる事は無かった。
僕は少女の願いに応え様と、気持ちを落ち着かせるように息を大き
く吸った。大きな深呼吸を繰り返す。
「 どうしたの?何かするんじゃなかったの?やっぱりハッタリだ
ったのね。」
僕の心を乱すような言葉が続く。でも僕は気持ちをハッキリと持つ
ように頑張った。遠藤さんが近づいてくる。
「 さあ、もっとあなたを苦しめましょうか。あなた自身には効き
目がなかったようだから、そこにいるマネージャーにやったのなら
どうかしら?その方があなた堪えるんじゃない?」
「 止めてくれ!前田さんにはなにもしないでくれ。」
「 あら、それが頼む人の態度なの?そんな言い方じゃ、止められ
ないわね。」
「 すみません・・・・止めてください。お願いします。」
「 素直なのね・・・・でも、止めない!あなたをもっと困らせたい
から。」
静まりかけた気持ちが再びざわめく。抑えられない力が再び溢れ出て
来ていた。