乗り込んだ後も警戒が解けない状態だった。これもなにか企んで
いるのではと思う気持ちが止まらなかった。
「 あら、かなり緊張なさってるんですね。もう少しリラックス
してください。」
「 あ、どうも・・・・。いや~遠藤さんと話す事って、今まで
無かったので緊張しますよ。意外と自分、人見知りってトコが
有りますから・・・はい。」
「 そうなの?結構周りの人との打ち解けてるトコ見かけたので、
全然思ってたのと違うのね。ふ~んそうなの。」
印象では特に怪しい気配は無い・・・・。僕の思い違いかもしれ
ないと思っていた。
「 一先ず、これでも飲んで落ち着いてくださいな。どうぞ。」
「 ありがとうございます。気を使わせてしまってすみません。」
前田さん共々飲み物を頂き、少しリラックス・・・・。
飲み物を置いてしばらくしたところで急激に来る眠気。横に居る
前田さんも眠いながらも見ると、眠りに落ちていた。
う~んこれは何か飲み物に入って・・・・。と思った時はすでに
眠りに落ちてしまっていた。
「 ホントにリラックスされましたね・・・・。さあ、どうしま
しょうか?ふふふ、私の試み通りね。」
やはり怪しさの通りだった。僕達は完全にはめられた。2人とも
完全に睡眠薬入りの飲み物で寝てしまっていた。
「 マネージャー、局に電話入れておいて。この2人急に行けなく
なったって。打ち合わせの先方に悪いでしょ?だから。至急よ。」
仕事の事は意外に律儀であった。ただこの後僕達はどうなってしま
うのか・・・・。