午後の撮影も順調に進んだので、今日は意外と早くに撮影を
終えた。河野さんの事はしばらく様子を見る事にして、今後
力のコントロールをちゃんと覚えようと、気持ちの切り替えが
できた。
それにはまず自分自身のメンタル面を鍛える事。これによって
大きく左右されてしまう。メガネをかけない状態で何処まで
気持ちのコントロールができるかは、やはり自分にかかって
いる。そう考えていると。
「 神崎君、今日は、この後またテレビ局で打ち合わせが入っ
てるから準備してね。」
「 はい、分かりました。内容はなんです? 」
「 この前のオファーが早速入ったのよ。内容はまだ聞かされ
てないわ。」
「 そうですか、分かりました。でも記者達が居ますよね、
どうやって移動するんです? 」
「 それなら私がお送りしますわ。」
そこに現れたのは遠藤美奈さんだった。
「 そこに私のロケバスがあるので、お送りしますわ。私も
丁度この後の仕事が同じ局でありますから。どうぞ、気に
なさらずに。」
「 いいんですか?遠藤さん。前田さんどうしましょう?」
「 そうね、ホントにいいのかしら? 」
「 はい、どうぞ。気になさらずに。」
ただ気になったのは、予定を知っていた事。前田さんとの話を
聞いたとしても、テレビ局の名前を言ってなかったから・・・。
警戒をしながらも、この場を離れる為に車に乗せてもらった。