昨日はご飯を食べた後、病院まで着いてきてくれて病院で別れた。
「 昨日はよく眠れたの? 」
「 はい、よく寝れましたよ。ちょっと時差ボケがあるかも。」
「 その言い方だと大丈夫そうね。」
「 大丈夫ですよ。がんばります。」
午前中に街中の撮影を終わらせる段取りで進められる。急いで
撮影が始まろうとしていた。その時だった。
『 はやく、力を自分の物にしなさい。そうしないと・・・・。』
「 なんだ、僕に話しかけてるのか。」
飛行機の時のように周りの時間が止まったようになる。近くにいた
エキストラの中から一人の少女が歩み寄ってきていた。
「 君かい?話しかけてきたのわ。」
「 はやくその力の使い方をマスターしなさい。そうしないと大変
な事になります。力がいずれ暴走します。」
「 力が暴走するって、この前も言ってたよね。でもどうやって
力をマスターするの?分かんないよ。」
「 大丈夫、その為に私が来たのだから。でも残された時間は少な
いの。だから、はやくあなたにマスターしてもらわないと。」
「 時間が無いのかい?だったらどうすればいいのか早く教えて
くれよ。」
「 それは・・・・。」
少女が言いかけた時、また時間は元の時間を取り戻していた。
「 どうしたのたかし?ボ~としちゃって。やっぱり時差ボケ?」
「 あ、あ、そうかも・・・・。でももう大丈夫です。」
少女の姿はまた見えなくなっていた。僕は気にしながらも撮影に
集中し始めていた。