恵美は僕に隙があれば、狙っていた。
「 なに嫌がってんの。お兄ちゃんの素顔見たってなんとも無いわよ。
だ・か・ら、早く取って見せてよ。見たらすぐ帰るからさ。」
それが困るんだよ。まさか僕の目を見て恵美が変な行動に出たらと思うと。
そんなの困る。困るってもんじゃない。どうすればいいんだ。
「 さあ、さあ、お兄ちゃん。観念しなさい。私が諦め悪いの知ってるでしょ。
早く寝たいんでしょ。それなら、見せなさい。」
流石に逃げる術が見当たらない。どうしよう、どうしよう。こうなったらと
取った咄嗟の行動。それは・・・バスローブを脱いで(ちゃんと下は履いてます)
「 きゃー。お兄ちゃん。なにしてんの。止めて、止めてよ。」
「 お前がこの部屋を出てくまで、止めません。」
恵美は嫌がりながら後ずさりする。僕は上手くドアの方へと追い込んでいった。
初心な恵美は嫌がりながら、ドアへと辿り着いた。僕は今まで家族の前でさえ
パンツだけで家の中を歩く事はないし、家族もそんな事を許さないだろう。
これは最後の手段だと取った行動だった。よし、これで部屋から出るだろうと
思っていた時だった。ドアをノックする音。それと同時に恵美がドアを開けたの
だった。僕はその時、呆然としてしまった。ドアの外に居たのは由紀だった。
「 たかし・・・。なにしてんの? 」
「 あ、あ~由紀。これは、これには訳が・・・。」
「 恵美ちゃん怖がってるじゃない。まさか妹に・・・!?なにしようとしてたの!」
「 違うんだって。恵美になんて。誤解だって。」
「 恵美ちゃん、部屋に戻りなさい。早く。」
「 はい、由紀さんありがとう。」
恵美は由紀の言葉に従って帰っていった。僕はすぐにバスローブを着直していた。
そして由紀は黙って僕の部屋へと入ってきたのだった。