恵美の一言は僕の警戒心に何かを告げていた。
「 お兄ちゃん、正直に答えてね。お兄ちゃんはどんなテクニックで
女の子を落としてるの? それが知りたいのよ。」
「 テクニック!? なにそれ? 女の子と付き合った事の無い俺が
そんなものあるわけ無いじゃないか・・・。」
「 それが不思議なのよ。お兄ちゃんよりカッコいい人なら沢山いるよね。」
「 お、おう。そうだな。俺よりカッコいい奴ならこの世界じゃ、沢山
いるよ。それで・・・。」
「 それがなぜか、冴えないお兄ちゃんをスキって言ってる。それも、人気は
国民的アイドルの3人に、美少女で大女優の器と言われてる人からもスキと
言われて・・・。私はそれが納得いかないのよ。どうして、お兄ちゃんの
どこがいいの? 」
「 それを俺に聞くか?そんなの知るわけ無いだろ。本人に聞けよ。俺の
どこがいいのか。」
「 聞いたわよ。聞いたけど・・・。」
「 聞いたのかよ。ならそれでいいじゃないか。ハイ、この話はおしまい。
もう寝かせてくれよ。頼むから。」
「 由紀さんが言ってたの。お兄ちゃんはメガネと取ったらイケメンだって。
私、今まで気にしてなかった。お兄ちゃんのメガネしてないとこ見た事無い。
だから、それが無性に気になって。お兄ちゃん・・・・。」
「 おい、恵美ちょっと待て!? 今はそんなのどうでもいい事だろ。早く
部屋へ帰れよ。俺はもう寝るんだから。」
俺は恵美にシドロモドロになっていた。どうしたらいいんだ・・・!!