空を見上げると、満天の星空が覆っていた。
「 たかしは、今なに思ってるの? 」
「 俺? う~ん。なにって言われてもな・・・・。」
「 私じゃないんだ。」
「 あ、う~ん。そうだね。」
「 なにそれ~。おかしいよ。あははは。」
「 ホントのとこ、恵梨那の事思ってたよ。俺の事、スキになってくれて
ありがとう。」
「 そんな、ありがとうだなんて。でも・・・、たかしは色んな人に
気に入られてるんだね。正直、私、スキでいられるか分からない。
たかしの気持ちを独り占めできないから・・・・。」
「 ・・・・。俺の気持ちか。」
その言葉のやり取りの直後は、しばらく沈黙が続いた。
「 たかし、また会えるかな? 」
「 なんで? 俺はまだ帰らないよ? 」
「 そうじゃなくて、この仕事が終わったら、なかなか会えないじゃない。」
「 あ、そういうこと。そうだね、俺の場合、日本に帰ったら映画の撮影以外
まだ仕事ないから、時間が取れるなら会えると思うよ。」
「 そう、分かった。じゃ、時間が取れたら連絡するね。携帯番号交換しよ。」
「 うん、いいよ。」
お互いの連絡先を交換して、しばし夜空を2人で眺めていた。