どうしたんだろう。僕自身今までのやってきた事が、急に悲しみに
包まれてしまった。気持ちが入らない。やっぱり、仕事と考えるべき
だったのでわと思うところもあった。スタジオ裏の片付けられたセットに
腰を下ろして、物思いに耽っていた。そこに慌ただしく駆け回る人達が
見えていた。
( 僕がこうしてる間もみんなは、忙しく仕事しているんだ。僕は
このまま仕事してていいのかな?こんなことなら・・・・。)
そんなネガティブな考えが、僕の頭を支配しようとしていた。そんな時に
いつも助けてくれた人が居た。今は無性に会いたいと思い返していた。
そんな時だ。また僕の携帯に着信があった。
『 たかし、久しぶり。元気してますか? それとも・・・。また、
落ち込んでないかな? ダメだぞ。ちゃんと前を向きなさい。下を
向くな。いつも言ってたよね。仕事がんばってね。時間があったら
返事ください。ファイト!! 』
それはゆいからのメールだった。いつも僕が落ち込んだ時、タイミングよく
現れて、僕を励ましてくれた。今回離れていたのに、気持ちが届いたのか
僕の弱い時、いつも助けてくれる。
「 ありがとう、ゆい・・・・。」
僕は沈みかけた心の回復ができた。すくっと立って、すぐに前田さんに
連絡した。
「 前田さん、今何処ですか? 」
『 神崎君? あなたこそ何処居るの? 医務室に居ないから、
探してるのよ。』
「 ごめんなさい。ちょっと心の整理をしてまして。今から医務室まで
戻ります。」
僕はそう前田さんに告げて、医務室に戻っていった。