「 前田さん、仕事はいつからなんですか? 」

「 予定ね。2日後から撮影だそうよ。それまでに万全にしなくちゃね。」

体調が万全でない状態ながら仕事となると、そうは言ってられない。

「 そんなに早いんですか。分かりました。」

「 後、神崎君はパスポート持ってるかしら? 」

「 パスポートですか? 持ってますけど。」

「 よかった。撮影の為に、海外まで行くそうよ。」

「 海外ですか?でも、映画はどうするんですか?行っても大丈夫

 なんですか?」

「 あら、みんな当たり前よ。掛け持ちで仕事が入るなんて。新人と

 しては、ちょっと早いかな。恵まれてるぞ。」

「 そうなんですか、がんばります。」

「 後ね、恵美ちゃん。あなたも参加するかもしれないから。準備しててね。」

「 え、恵美もですか。でもまだオーディションだってまだなのに。」

そうだ、恵美はまだ正式にメンバーになってない。それなのに一緒に行くのか?

「 恵美ちゃんは、すぐに歌を歌う事は無いの。まずはバックを経験してもらって

 それからね。」

「 分かりました前田さん。準備します。お兄ちゃん一緒だね。」

「 大丈夫か?みんなに迷惑かけるなよ。」

「 それは、お兄ちゃんの方ね。恵美は大丈夫。普段からダンスもやってるから。」

そうなんだ、恵美は幼い時からダンスもやっているだ。

その点僕は何もしてこなかった。まあ、僕が踊る訳ではないのだが。


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