「 冴島さん。ごめんなさい。こんな僕で。」
「 あやまんなよ。俺だって悔しいんだ。ホントに変われるもんなら
変わって、お前の役やりたいんだ。まだなんにもできてねえのに・・。
あやまんなよ。」
「 そうだよね・・・。でもごめんなさい。がんばります。」
「 お、おう。それじゃあな。」
冴島さんも僕のこと気にして見てたんだと思うと、がんばらないとと
思う気持ちが大きくなった気がする。
入れ違いに紺野さんが入ってくる。
「 神崎君。急には無理よ。無理しないで。一緒にがんばろう。
この後、大丈夫?台本持ってるわよね。ホテルに帰って練習しましょう。」
「 え、いいんですか。でもまずいんじゃ、ホテルに一緒なんて。」
「 二人っきりなんてさせないわよ。当たり前じゃない。」
前田さんが突っ込む。そうだよね、二人っきりなんて。
「 当たり前だ。この私が許さない。玲子と二人っきりにさせる訳ないじゃ
ないか。」
小畑さんも一緒に突っ込む。ちょっと元気出たみたい。がんばろう。