僕と前田さんは小畑さんを見送った後、少し話をした。

「 本当だったんだ。あなたが僕のマネージャーさんになるんですね。

 よろしくお願いします。」

「 うん、よろしく。さあ、そんなに時間ないわよ。休む事も仕事だから

 ちゃんと休むのよ。」

「 はい、ちょっと話してもいいですか。小畑さんてどんな人なんですか。

 紺野さんのマネージャーとしか思ってなかったから。」

僕は不思議に思ったままでは、また眠れないと思い聞いてみた。

「 そうね、小畑さんはね。統括マネージャーなの。私以外にも事務所には

 マネージャーが沢山いるけど、その人たちを一括管理もしてる人なの。

 かなりの人よ。他の事務所にも顔が聞くし、ホントできる人よ。」

「 そうなんですか。じゃ、部屋に戻ります。おやすみなさい。」

「 おやすみなさい。君の事聞いてるから、早めに起こしに行くわね。」

ここでも僕の事よく調べられている様子だった。

部屋に戻ると、すぐにベットに横になり眠りについた。

さすがに夜中に走ったせいか、すぐに眠りに入った。

しばらくして、部屋の電話が鳴る。モーニングコールのようだ。

さすがに初日から遅刻したらと、気持ちが高まっていたのですぐに飛び起きた。

「 よく眠れたかしら。朝食摂ってすぐに向かうわよ。」

「 前田さん、あなたは大丈夫なんですか?あまり寝てないんじゃ。」

平然としている前田さんだったから、僕は素直に質問した。

「 私もこの仕事長いのよ。こんな事で不思議に思わないでね。あなたを

 サポートするのが私の仕事なんだから。」

なんともたくましい答えだ。僕は改めて安心を覚えた。