( 恥ずかしい。僕はどうしたんだ。)

なんて思いながらも。うれしい気持ちがこみ上げてくる。

そんな中、ゆいが僕に問いかける。

「 たかし。どうしたのよ。かなりうなされてたよ。」

僕はその問いにすぐさま答える。

「 うん。ちょっと夢がね。悪い夢の中にいたんだ。ホント

 悪い夢。よかった・・・・。夢で。」

「 ふーん。夢か。で、どんな夢だったの。」

興味を示しているゆいに僕は夢の話を続ける。

一部始終なにも隠さずゆいに話す。それをうれしそうに見ている

ゆいが傍に居る。

「 うれしいな。たかしがそんなにも考えてくれるなんて。」

「 ・・・・ごめん。ゆい。昨日あんな事言って。」

「 ううん。大丈夫。・・・初めてだよね。自分の気持ち

 他の人にちゃんと伝えるの。今まで人の意見聞くばっかりで

 自分の事、表に出すことなかったもんね。」

ゆいはやさしく僕を包み込むようにいてくれる。

ちゃんと僕の考えを伝えないと、と思った。

これまでのいきさつと考えた事を、ゆいに話続けた。

ゆいは優しい顔を見せながら、僕の話を聞いてくれる。

「 そうか。分かった。でもね、時間が取れたら・・・

 たかし。ちゃんと会おうね。」

「 うん。絶対そうする。約束するよ。」

僕とゆいはお互いの気持ちをはっきりと伝えた訳ではないが

通じ合っていることを感じる。

夏はこれからだ。まだまだ暑くなりそう。