紺野さんのマネージャーと打ち合わせの時間を聞きだし
その日は紺野さんと別れた。一人で帰る学校からの道。
初めてだろうか、今までは帰り道。ゆいがいつも僕の隣に居た。
・・・・寂しい。今までの当たり前が壊れた気がした。
これからもゆいと一緒の時間が作れるのだろうか?
一人になることで大切さが見えてきた。こんなにも好きなんだと。
( そうだ、連絡しよう。)
帰り道、携帯を鳴らす。だが、呼び出しの音はするのだが、
ゆいは出ない。
( おかしいな。・・・やっぱり気にしてるのかな。)
切なさが込み上げる。あんな事言わなければよかったと後悔の念。
でも答えたのは僕自身。やるしかないと思う気持ちも。
なぜなんだろう。今までの僕なら断ってたのにと思う自分と
今だからこそ、やった事のないことをしてみたいと思う自分が
いたのだ。そう、内野から話を聞かされた後、自宅に帰り断ろうと
考えていた。初めは。だがいままでに持てなかった気持ちが
考えてる中で少しずつだが芽生え始めたのだ。きっかけはホント
自分の意思とは違ったとこからのスタートだったのに。
目の事を気にし過ぎて、色んなことをできずに居た。
そんな自分自身を変えてみたい。考えたのは、ほんの数時間だが
本当は何かいつも後悔していたのだろう。今度は諦めたくない
それが自分が望んだ事ではなくても、なにか新しい事にチャレンジ
してみたい。そんな気持ちが沸々と込み上げてきたのだ。
初め、生徒会室に行った時は決心がつかなかったのだが、
ある意味、ゆいと内野が来た事により決心がついた気がする。
初めて自分の意思を他人に伝える事ができたのだ。
でもゆいには本当に悪い事をしたと思う。誤りたい。
そしてちゃんと会いたい。・・・・そう思う自分がいた。