内野との電話を早々に切り上げて、早朝に公園に向かう事を
約束して、明日の為に寝る事にした。だが、なかなか
眠りに着くのは難しく、うとうとしながらも時間を
過ぎるのを待っていた。寝てしまうと起きれないと
思う自分もいたから。
早朝6時、ほとんど寝れない状態でごそごそと用意して
指定された公園へと急いだ。
静まり返る情景。朝日に照らされて、僕の影が伸びる。
こんな朝早くから動き出すのは、小さい頃以来だろう。
内野は本当の事を話してくれるんだろうか。不安にもなる。
「 あら、ちゃんと来たのね。偉いぞ。」
内野は僕を子供扱いするように言う。
「 さあ、来たぞ。ちゃんと教えれくれるんだろうな。」
なめられると何を言われるか分からない。ここは強気にと
かまえるように内野にむかった。
「 そうね、教えるわ。ただ、私のお願いも聞いて
くれないかしら。私だってたかしの事を思って
調べたんだからね。」
内野も本当に僕の事を思ってのことなのだと必死さが伝わる。
ここで条件をどう付けられるか分からないが、ここで
断るようなら男でないと、さすがの僕も思った。
「 分かった。無茶な事なら守れないぞ。」
とうとう話を聞く体制が整った。さあどう出るか、
ドキドキする僕と内野がそこに居た。