「 昨日の事は本当なんだ。だけど、違うんだ。

  プリントが飛ばされた時に、生徒会長がいて

  拾ってくれて。その時突然に・・・。」

言い訳になるかもしれない。僕は必死になっていた。

ゆいとは付き合っている訳ではない。気持ちを伝える事もまだ。

ただ僕とゆいは気持ちが通じ合っていると感じている。 

だから必死になるのだ。

「 分かった。たかしだもんね。 うん。 授業始まるから教室行こ。」

さっきまでとは違いゆいは笑顔で答えてくれた。

「 うん。ありがと。」

ゆいと一緒に教室にむかった。教室はまだざわついていた。

普段気にされていない僕が、今日に限っては注目をあびている。

目立たないようにしてきた。万が一にも自分のちからがばれたらと

気にしながらの毎日だった。

早く今日が過ぎてほしいと僕は願った。

「 たかし、やるな。どんな手使ったんだよ。」

「 そうだよ。普段目立たないたかしがあの学校一の生徒会長と。」

周りは僕と生徒会長の事で、言いたい放題。

( あ~。もうどうしたらいいんだ。)

今日は勉強にならない気がした。

「 なにざわついてんだ。授業始めるぞ。」

一限目の授業が始まる。僕は授業に集中しようと教科書に目をやる。



何とか昼休みまで、勉強に集中できた。ところがだ・・・。

廊下がさわがしい。と廊下に目をやるとそこには。

生徒会長が僕の教室にやって来たのだ。

そして僕のとこまでやって来て・・・。

「 ちょっと、話したいんだけど。来てくれるかな。」

生徒会長からの言葉で、周りは冷やかしの声が大きくなる。

「 いいですけど。」

この場にいられないと感じた僕は、生徒会長に付いて教室を出た。