職員室に逃げ込むように急ぎ、集めたプリントを先生に渡すと

ゆいのいる校門へと急いだ。

その姿を追う眼差しがひとつ。

「 スクープだ。まさか生徒会長が・・・・。」


僕はまだこの眼差しに気づいていなかった。

( ゆいには黙っていよう。こんなこと知られたら大変だ。)

ゆいの元へ急ぎながら、僕はどうしようと考えていた。

ひとまず今日は、学校から早く離れたいと思った。


ゆいが見えた。校門の傍でハミングしながら待っててくれた。

ゆいのそのしぐさを見た時、僕の心の中でギュとする気持ちを感じた。

罪悪感。それもあった。でも好きと感じる気持ち。

「 ゆい、ごめん待たせて。」

ちょっとドキドキしながら声をかけた。

「 大丈夫。 さっ早く帰ろ。」

ゆいの言葉をギュッと心で感じながら、家路へ。


「 これはこれは、よくモテルことで・・・。」

先ほどの眼差しの主。レンズ越しの校舎の中。

「 明日が楽しみだよ。フフフ・・・。」

カメラを片手に、校舎の奥へと消えていった。