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我々は一番単純な真理、すなわちその辺にいる世間一般の人でも簡単に理解できる真理を真理として掲げなければなるまい。もちろん真理とは実際にはなかなか言葉で表せないくらいに、言葉で表されたとしても誤解を招くくらいに難しいものである。しかしやはり世間一般の「普通のその辺のひと」でも理解できるものに噛み砕かなければなるまい。いや、噛み砕くのではなくて「昇華」ともいうべきか。


「一番簡単な真理」とはこうだ。


椅子に座る。10秒間ボーっと座る。その間にテレビのスイッチを入れたりスマホをいじったりせずひたすら何もしない。10秒後に落ち着いた後に冷静にイメージするのだ「いつかは私は必ず死ぬ。死んだ後は文字通り永遠の無」とリアルにイメージするのだ。


死のイメージはしにくい。生きてるものの中で死んだ経験をした者がいないからだ。

しかしそれが問題なのではない。イメージするのは、この何気無い日常が永遠に消え去るイメージである。特に自分が一番愛する者、大切にしているもの、大切な空間、時間、日常等々が(残酷だが)それらが無慈悲に自分から消え去る(実際は自分が消え去る)イメージをするのだ。

最低でも3分間行おう。



このイメージの後に残るのが「空虚」である。この世で何をしようが何をしないでいようが、結局は無になるという空虚感。この絶対的空虚感こそが我々が提示しようとしている「一番簡単な真理」に他ならない。


この一番簡単な真理こそ、その辺の世間一般のひとが悟れる唯一の真理(悟り)である。