番外編です。完全にお遊びです。本編とは関係ありません。
時間の流れとしては、本編のかなり後のお話になります。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ここはA.N.JELLの合宿所の地下練習室・・・。
「俺達のこと・・・気づかれてないよな・・・」
「ああ、まさか俺達二人が・・・なんて、誰も思わないさ・・・」
「・・・シヌ・・・」
「・・・テギョン・・・」
・・・何やら怪しげな会話が・・・・・・
☆ ☆ ☆
「ねぇミナム、ヒョン達どこにいるか知らない?これ、マ室長から二人に渡してくれって頼まれたんだけど、部屋にいないんだ。とっくに帰ってるはずだろ?」
ジェルミは書類をヒラヒラと見せながら、ソファーに座ってアイスを食べているミナムに声をかけた。
「さっき二人揃って地下に下りてったから、練習室じゃない?」
「そっか、じゃあ邪魔しちゃ悪いから後でいいかなぁ。」
「いいんじゃない別に・・・って、ジェルミ何でそんなに濡れてんだ?」
ミナムがジェルミに目をやると、ジェルミは服がかなり濡れ、髪の毛からは水が滴り落ちていた。
「あれ?ミナム気づかなかった?外すごい雨が降ってるよ。風も強くて雷がもの凄く鳴ってるんだ。」
「ふうん・・・あ、やばい。さっきミニョがクッキー持って来るって言ってたんだ。」
ミナムがミニョに電話をかけようとした時。
ピンポーン
「タオル貸してくださ~い。」
玄関にはずぶ濡れのミニョが立っていた。
「ミニョ、こんな日にわざわざ来なくてもいいよ。」
「人参入りのクッキーを焼いたからすぐにでもオッパに食べてもらいたくて。」
ミニョはジェルミから受け取ったタオルで身体を拭くと、テギョンを捜しキョロキョロと辺りを見回している。
「テギョンヒョンならシヌヒョンと練習室だと思うよ。それよりミニョ、風邪ひくから下でシャワー浴びてこい。」
ミニョはタオルを被り、地下のシャワールームへ行く為階段を下りて行く。練習室の前を通りかかった時、ドアが少しだけ開いていることに気づいた。
「・・・テギョン、お前敏感なんだな・・・」
「・・・しょうがないだろ・・・弱いものは弱いんだ・・・うっ・・・」
「ふっ・・・またか?」
「シヌ・・・お前は平気なのか?」
「ああ、俺はまだまだ・・・これくらいじゃ何ともない・・・」
「弱いのは・・・俺一人だけか?」
「テギョン・・・俺だって、これ以上凄くなったら・・・うっ・・・ヤバいかも・・・」
中から聞こえるテギョンとシヌの声。怪しげな会話にミニョはこっそりとドアにへばり付き、二人の話を聞き始めた。
「あれ、ミニョ、そんなとこで何やって・・・」
「しぃ~っ。」
階段を下りてきたミナムとジェルミに向けミニョは口の前に人差し指を立て、静かにとジェスチャーで合図を送る。
二人はミニョの横で中の会話をこっそりと聞きだした。
「うっ・・・何か・・・ズンズンとくるぞ・・・大きい・・・凄い・・・」
「・・・テギョン・・・今のは・・・俺でも、キツイかも・・・」
「俺達いつまで・・・こうしてるんだ?」
「・・・もうすぐ、いくから・・・うっ・・・それまでは・・・ここから出られないな・・・今日のテギョンは、いつもより・・・よすぎる・・・」
「俺達・・・こんな姿見られたら・・・終わりだな・・・」
「・・・ミニョは・・・知ってるのか?・・・うっ・・・」
「言えるわけないだろう・・・俺のこんな姿・・・うっ・・・とても見せられない・・・」
― まさか、オッパがシヌさんと・・・そんな関係だったなんて・・・
― テギョンヒョンとシヌヒョンって・・・。あのBL小説、ノンフィクションだったの?
― おもしれ~。ブログに書いたら、アクセス凄いぞ~
ドアにへばり付いて会話を聞いていた三人は中の二人に気づかれないように、こっそりと階段を上って行った。
「オッパ、ひどいです。シヌさんとそんな・・・。シヌさんはそっち系が似合いそうですけど、オッパはダメです。絶対ダメ~!」
「ミニョ、お前女としての魅力に欠けてんじゃない?ちゃんと部屋に呼んでやれよ。」
「ミニョ~、テギョンヒョンはやめて、俺と付き合おうよ~」
「オッパ~、シヌさんと別れないと、もう部屋には入れてあげません。」
「ミニョ、部屋に入れてやらないと、シヌヒョンの部屋に行くかもしれないぞ。」
「ミニョ、俺がミニョの部屋に行ってあげるよ。」
リビングで三人が騒いでる頃、地下の二人は・・・・・・
「おっ、テギョン、雷、行ったみたいだぞ。完全に聞こえなくなった。」
「そうか・・・ふーっ。今日のは大きな雷だったな。防音室なのにズンズン響いてくる感じがしたぞ。」
「テギョンは雷に敏感すぎだ。」
「あっ、ドアが開いてるじゃないか。それでやけに大きく聞こえたんだな。」
「テギョンは耳がよすぎるからな。普通地下にいれば雷なんてそれ程大きく聞こえないぞ。」
「シヌだって大きな雷は苦手だろう・・・雷が行くまでここから出られないって言ってたじゃないか。」
練習室の床に座り込み、雷が鳴る度に 『うっ』 と全身をビクつかせていた二人。
テギョンとシヌは顔を見合わせるとため息をついた。
「あ~、こんな情けない姿、誰にも見せられないな・・・」
雷が怖いテギョンとシヌ・・・それは二人だけのひ・み・つ・・・
* * * * * * *
ごめんなさ~い。なんかちょっと書いてみたかったんです~。
失礼しました~。
今、自分が 『うっ』 状態です。・・・腰が・・・痛い・・・ヤバいです。
と言いつつ、こんなん書いてます。
本編・・・大丈夫か?
宜しければ1クリックお願いします
更新の励みになります
↓
にほんブログ村
← 携帯の方はこちらをどうぞ