パティの友達にとっても素敵な家族がいます。
お姉ちゃんはリリ~、弟はコー君、お母さんはマユミ。
キリンさんの家族で、3人で暮らしています。
リり~とコー君は、いつもお母さんを助けています。
お客さまが来たときは、お母さんがいれたコーヒーを
コー君やリリ~が「どうぞっ!」って出してあげます。
コーヒーの後は、お湯をキュウスに入れて
「コポコポコポ」っと注いで「お茶どうぞっ!」…
気持ちがこもっているから、とってもおいしいんですよ。
リリ~とコー君は
お母さんが2人のために働いてて、疲れているのを知っているからなんです。
優しい「思いやり」のあるコー君です。小学生なのにエライなあ~~♪。
リリ~もお手伝いします。 えらいね ふたりとも。
コー君はサッカーが大好きです。
パティとも仲良しです。
今日は、パティの大好きな広場でサッカーです。
いつものメンバーは、パティとリリ~
そして、対戦するのはラフィーネとコー君です。
パティのキック・
あっ! ラフィーネがボールを奪ってコー君へパス・・・
さあ コー君のシュート! やったあ~ ゴールだ!
今日は、りり~とパティの組が負けました。 次は負けないぞっ。
その夜、お母さんマユミとリリ~とコー君の3人でクリスマス。
雪がちょっとだけ チラチラしました。ちょこっとホワイトクリスマス。
夕方、黒色のネコさんが素敵な物を届けて下さいました。
「ごくろうさまネコくん。ありがとう」 コー君が受け取りました。
送り主はっ 「Miiyu…」 あっ ミーユお姉さん!。
「お母さんっ ミーユお姉さんからだよっ」
「まぁ~ そう~ いつも気にかけてくれて嬉しいね。優しいお姉さんっ。」
「うんっ ぼく ミーユお姉さん 大好きだよっ!」
包みを開けてみると「太陽がいっパイ」というパイでした。
カードにはこんなメッセージが書いてあります。
太陽から元気をいっパイ頂けるように
「太陽がいっパイ」というお菓子を送ります。 Miiyu
「本当に元気になりそうだねっ お母さん。おいしいね。ミーユお姉さんありがとう」
お母さんマユミとお姉ちゃんリリ~と弟のコー君は
クリスマスケーキと「太陽がいっパイ」を仲良くいただきました。
かぼちゃパイ、りんごパイ、たまごパイ う~ん どれも おいしい~~。
その夜、まこちゃんから悲しい知らせが届きました。
まこちゃんはマユミの小学生の時からの友達です。
2000年12月25日 20世紀最後のクリスマスの夜・・
万年生きるといわれたミドリガメの「カメさん」が静かに眠りました。
シャン シャン シャン… … シャン シャン シャン… …
ソリを引くトナカイの鈴の音が、遠くなるとともに、カメさんの灯も消えてゆきました。
「マユミ・・ ミドリ・・ まこちゃん・・ 今まで育ててくれてありがとう。」
「これからはネネお母さんと一緒に暮らすことになりました。」カメさんの残した言葉。
ネネお母さんは、まゆみのお母さんです。
ミドリガメのカメさんは
ネネお母さんが病気がちだったので、パティのお父さんが送ったのでした。
入退院を繰り返すネネお母さんへ
カメは「万年生きる」と言うことからの贈り物でした。
入院のたびにカメさんは、ベッドに横たわるお母さんに向かって・・
「お母さん がんばって ネネお母さ~ん
私が代わりになってあげます。良くなって下さい。お母さ~ん
天使さまお願いです・・ ネネお母さんを助けて下さい・・・
私の万年ある命の100年でも200年でも差し上げます。
どうかネネお母さんを救って下さい。お願いします。」
必死にお祈りするカメさん……
ネネお母さんは何度も入院しましたが、そのたびに元気になって戻ってきました。
カメさんが何度も何度も奇跡を起こして下さったのです。
しかし、ネネお母さんも、とうとう力尽きて天使さまになる日がやってきました。
その時、カメさんの目から、悲しみに満ちた涙が「ポロ~」っとこぼれました。
「ネネお母さん、どうして行ってしまうの~ 私は連れていってくれないの~」
「カメさん、もういいのよ。 私について来てはいけません。残っていなさい。
残って、マユミと妹ミドリを助けてあげてっ。 ねっ 頼みましたよ。
二人の人生は、まだまだこれから始まるのです。支えが必要なんです。
力になってあげて下さい。。カメさん お願いしましたよ。 ねっ。
もう、そろそろ行かなくてはなりません。約束の・と・き・が・来ました。」
そういうとネネお母さんは静かに眠り
天に向かってす~~と吸いあげられました。
「お母さ~ん お母さ~ん おかあさ~~ん。」
マユミとミドリとカメさんが涙一杯でお見送りしました。
こうしてネネお母さんは天使さまになったのです。
その後、カメさんを育ててくれたのは友達の「まこちゃん」でした。
カメさんは、ネネお母さんと別れた後も生きつづけたのです。
あれから28年です。それはカメさんの時間で「万年」にあたるのでしょうか。
皆んなに愛された『カメ』さん
幸せを運んでくれた『カメ』さん…
そのカメさんが2000年のクリスマスの日に・・
天使になろうとは……
「ねえ お母さん 何か聞こえるよっ。」 コー君が言いました。
「ほんと ねぇねぇ 窓を開けてみてっ・」マユミとリリ~の声
窓を開けると、雪が舞っていました。
雪の精 舞 舞 舞ちゃんだっ
その向こうから、サックスの♪音色がしています♪
あっフルートも♪聞こえます。♪
「お母さんっ サックスはリンゴのユミちゃん。
フルートはアキちゃんだよっ!」リリ~の友達です
カメさんを送ってくれているんです。
優しい友達に恵まれた家族ですね。
♪~♪~♪~~
♪♪~ ♪♪♪♪~ ♪♪♪~~ ♪~♪♪~~
カメさんは、2人の奏でる美しいメロディーに送られ
親しかった皆んなに別れを告げながら天に昇っていきました。
「マユミ ミドリ まこちゃん 育ててくれてありがとう。
みなさんっ 仲良くしてくれて ありがとう。
これからは、天の上からネネお母さんと一緒に
皆んなを見守っています。
みなさん さようなら~……」
「カメさんありがとう
私達はカメさんのことを一生忘れませんよ~~」
雪の精、舞ちゃんの案内で空に舞いあがるカメさんを、
マユミとりり~とコー君は、大きな涙をこぼしながらお見送りしました。
「ありがとう カメさ~ん さようなら カメさ~ん」
見送る3人の目からこぼれる涙は、ホホをつたって流れながら雪の精に変わり
カメさんと一緒に天に舞いあがっていきました。
「さ よ う な ら ~ ~ ~ ・・・・・」
お わ り
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