飲食店にはいろんなお客様がご来店されるものです。
そんなお客様の中には、裏社会でご活躍されている方もいらっしゃる事があります。
裏社会の方と言うと世間の一般の方はそんなに接する事も無いのではないでしょうか?
ですが、飲食店を経験した人なら必ず経験をすると思うのですが、裏社会の方がお店にご来店される事はありますね。
私も時々経験をするのですが・・・・特にカウンターのあるお店ではそのような方をカウンター越しに接客する機会があるんですね。
昔の事ですが、まだ私が若い頃のこと。
お店が忙しく時、その機会が訪れました。
大抵の場合には、そのようなお客様がご来店されれば雰囲気などでだいだいわかります。
但し、新人のスタッフなどがそれに気が付かないことがあります。
そんな新人がその時に接客したんですね。
私はその様子が気になり見ていると案の定、そのお客様が大きな声で
「なんだ!このお店の接客は・・・・」 と怒鳴ったと思ったら
「おい!このお店の責任者は誰だ!」 と。
仕方なく私が 「料理長の・・・・・」 とご挨拶をすると
「なんだと!お前みたいな若い奴が料理長なのか?」 とお客様が。
私もそのときはまだ20代半ばの若造だったので、今考えればそういわれても仕方ないと思うのですが、
その時は若気の至りですね。
「若い奴」 と言う言葉に少しふてくされたんでしょうね。
すると私のその態度は相手に簡単に気持ちが伝わり、
「なんだ!その顔は!表に出ろ!」 となってしまったんです。
表に出ると
「お前!や○ざをなめめてんるんか!」 と私の胸倉を掴んで殴りかかってきたんです。
その時、私はどうにでもなれ!って気持ちでしたが、
「辞めてもらえますか?」 と言いながらも口調は明らかにけんか越しだった記憶があります。
当然の事、相手も益々、激高して「おら!」 と少し小競り合いになっていました。
そこで、お店の中で心配してみていた私の後輩がいきなり
「辞めてください!」 と止めに入ってきたんです。
本来なら、ここでその後輩も一緒に・・・・・と私は考えていたのですが、その時は違ったんです。
「なんだ!お前!根性あるな」
「先輩を助けに来るとはいい度胸じゃないか!」
そして私に向かって
「お前!いい後輩持ってるじゃないか」
なんておかしな会話になっていったんです。
と言う事で、このときは何とか大事に至る事は無く、その後私と、後輩でそのお客様にしっかりとお詫びをして、そのことを相手も了解してくれ、その日はお帰りになったんです。
裏社会の方が、皆、同じように怒るともいえませんし、いろんな方がいらっしゃいますので、このような事はたまたまの事ですね。
確かに皆さん、威圧感はありますが、楽しく話をしてくれる方も多いですね。
中には、私と同世代の裏社会の方で、なんとなく気が合い親しくなった方もいらっしゃって、結婚式に招待された方もいましたね。(確か、再婚だったと思うのですが・・・・)
今ではもちろん、お付き合いが無いのですが・・・・
そのような方々って意外に忙しく、それでいてなんだかいつもお店に来てると思ったら、急に来なくなっちゃうことが多いですね。
それで、なんとなくお付き合いもなくなっちゃうんです。
先にお話した方もその後ちょくちょく、お店に来られたのですが、その後ぱったり来られなくなったのを覚えています。
裏社会もいろいろあるようで、法律やいろんな事で、浮き沈みなどもあるんでしょうかね?
私にはよくわかりませんが、そのような噂を耳にします。
飲食店って本当にいろんな方がご来店されるんです。
どのお客様にもいろんな思い出があります。
いろんな経験をいろんなお客様にさせていただきました。
今、私があるのも、そのようなお客様から頂いた経験のお陰なんです。
ありがたい事です。
ただ、当時は必死だったんですが・・・・・・・