橋本市ファミリーサポートセンター“スマイリー”のブログです。


センター長の長坂です。

人は歳をとると記憶力が落ちると言われます。


長坂も最近、自分が「47歳なのか48歳なのか・・」


わからなくなるときがあります。


たぶん48歳です(苦笑)

さて、「人は歳をとると記憶力が落ちる」というレクチャーを行うと、


そのレクチャーを受けた中高年のテストの成績はどうなるでしょうか?

①下がる 

②上がる 

③変わらない


正解は、「下がる」です。

つまり、「歳のせいで物覚えが悪くなった」


「物覚えが悪くなったのは歳のせい」と思っていると


本当にどんどん記憶力が悪くなっていくそうです。


そして、「もともと記憶力が弱い」と思うのも損です。

では、問題です。

「知能」

「数学能力」

「スポーツ能力」

「音楽能力」

「学業成績」

「外国語の能力」

「記憶力」

がそれぞれ両親から受け継ぐ遺伝の影響はどれぐらいあるでしょうか?

30% 

50% 

70% 

80% 

90%

この数字を参考にお答えください。
おっと、考えてから続きをご覧ください!

「知能」の遺伝率は、80%。

「数学能力」の遺伝率は、90%

「スポーツ能力」の遺伝率は、80~90%

「音楽能力」の遺伝率は、90%超

「学業成績」の遺伝率 50~60%

「外国語の能力」の遺伝率は、50%

「記憶力」の遺伝率は、30~50%

感想をどうぞ。

次に、「あれ?」と気付いたことはありますか?

1,
知能の遺伝率が80%もあるのに、学業の成績の遺伝率は50%

2,
記憶力の遺伝率はわずか3050%

この二つから言えることは、

1,
学業は、「記憶」に関する内容が大半。

2,
記憶力の遺伝率は低い。

3,
よって、記憶力を高めていきさえすれば、遺伝率に関係なく、


 学業成績は伸ばすことができる。

ちなみに、知能の遺伝は80%ですが、


「頭の良さは努力や工夫でどうにでもなる」と思っている人の方が


知能テスト(IQ)の成績も伸びやすく、


「頭のよさは遺伝だ、素質だ」と思っている人の方が


伸び悩む、むしろIQが低下することも実験上知られているそうです。