発想の転換!? | ★★★★★のキモチ

発想の転換!?

こんにちは、データ分析担当のGIGIです。


今日はデータ分析からちょっと離れた科学史上の逸話を皆様にご紹介したいと思います。


科学史上最も美しい発明家とされている「へディ・ラマー」さんの話です。

しかし実は発明家よりもこのへディ・ラマーさんのもう一つの顔はハリウッド女優で、アメリカでは「映画史上最も美しい女」として世間に広く知られているそうです。あのヴィヴィアン・リーが「へディに似ているね」と言われた時に非常嬉しかったというほどです。


へディは1913年にオーストリアにある某銀行家家庭で生まれ、小さい時から良好な教育を受けて育てられました。そして10代頃に映画に興味を感じ、女優への道を進みました。

しかし二十歳で親ナチスの武器商人の億万長者と出会い、結婚しました。結婚後は夫と一緒にナチス軍のパーティーへ出席し、そこでは新しい兵器の話題が繰り広げられており、彼女には分からないだろうとして隠されていなかったそうですが、大学の専門は電子通信だったヘディはこの話を理解してしまったのです。


後ほどこの夫はヘディを束縛し始めたとところに、へディは別れを決意し、メイドの格好をして家出をし、アメリカに渡りました。そしてハリウッドで女優業を再開しました。しかし、良い作品に恵まれず、代表作を残せないまま、1966年に引退しました。

もう一方で聡明なへディは、ナチス関係の軍パーティーで身につけた無線通信の新技術を生かして、音楽家のジョージ・アンタイルとの共同研究を行いました。アンタイルがピアノを弾いているとき、「様々な鍵盤をたたいているのにコミュニケーションは続いている」と、受信する周波数を次々に変えることで、潜水艦同士が検知されずに通信できる、というアイデアの元で「周波数ホッピングスペクトラム拡散」に関する特許を取りました。この特許は現代生活に欠かせないほどの存在である携帯電話の源流です。今われわれが受けている恩恵を考えると、オスカーよりも遥かに大きな賞賛を与えるべきではないかという気にさせられたりしますね。
 

2000年に亡くなりましたが、この研究で1997年にEFF Pioneer Awardsの特別賞を受賞しているそうです。本当に人生は「捨てる神あれば拾う神あり」ということわざの通りだと思いました。


携帯とピアノとても不思議な関係ですねビックリマーク