真理子の妹知ってる?
まだ、中学なんだけど…清志がさぁ~告ったんだけど…」
そこに割り込んできた学生が…
「ホラ、博也、アイスコーヒーアイスコーヒー持って来たぜ」
弘明だった…
「なんか、あの二人仲良くって…
二人とも好きな男がいて、それが同じ奴…誰だか言わないんだけど…
それて、仲良くなっちゃって…俺はつまはじきさ…」
テーブルに、アイスコーヒーアイスコーヒーを置いて、
勝手にストローストローグラスに挿して…
「う~ん、ブラックでも…ここのアイスコーヒーはいけるね」
ミルクのピッチャーシロップを横において…
真理子恵美の席に戻っていった…
そこへ、
「慎二のチョコチョコ奪ってきたぜ…」清志
テーブルに3つ、開けられたチョコレートを持ってきた…
ちょっと、カチンと来た…
すると博也が…
「ほら、食べなよ…好きだろ…トリュフ…トリュフ
「うん……」と答えるのが精一杯だった…
ミルクスジャータは入れなきゃな…」と言いながら
清志もストローストローでかき混ぜて…
ぐっと、吸い込んだ…
「じゃあな…」
それと入れ違いで今度は…慎二だ…
「本当に参るよなぁ~、本命には嫌われて…
関係ない子からチョコがこんなに…嬉しくないよな…
げ、シロップメイプルシロップ入ってねぇじゃん…」
慎二はシロップを入れてもう一度、ストローストローを吸った…
「絶対、真理子恵美弘明が邪魔だから…清志に相手してもらおう…
じゃあな…」
もう、アイスコーヒーアイスコーヒーは少ししか残っていなかった…
「あいつら、いつもこんなだから…」
笑ってる…博也のこんな笑顔ニコニコはあんまり見た事がなかった…
私より…やっぱり、男友達と居たほうが…楽しいんだろうか?
せっかく二人きりで図書館で…デート?なんかしてたのに…
そんなことを思っていると…
ほとんど氷だらけのグラスのストローストローを抜いて…
グラスsaeから直接、最後のアイスコーヒーを博也が飲み干した…
グラス中にクラッシュアイスだけが少し残っていた…
「う~ん」
博也は両手を上に伸ばし…学生服学ランの第二ボタンまで外した…
その時…
「う… …」
博也が嗚咽の声を上げ…口から血血を吐いた…
えっ、えっ…と咄嗟に状況がわからなかった…
テーブルにうつ伏せに倒れこむ博也…
キャー、博也…大声を上げていた…
博也を抱えあげて…ソファーに寄りかからせた…
博也が…
ここで、つ・づ・く…


さあ急展開…この先どうなるのか…次回へつ・づ・く です。